ニュージーランドでの運転は、広大な自然を楽しむことができ、とても魅力的です。
しかし、ニュージーランドで運転する際に知っておかなければならない、日本とは異なる交通ルールや標識も存在します。
この記事ではニュージーランドの運転ルールと標識について、現地での体験も踏まえて包括的に解説します。
安全で快適なドライブのために、ぜひ最後までご確認ください。
ニュージーランドの基本的な交通ルール:日本との違いに注意!
ニュージーランドの交通ルールは日本と共通する点もありますが、ラウンドアバウトや一車線の橋など、特に注意すべき現地の特有なルールがあります。
ニュージーランドと日本の基本的なルール
| 項目 | ニュージーランド | 日本 |
| 通行区分 | 左側通行 | 左側通行 |
| 運転席 | 右ハンドル | 右ハンドル |
| シートベルト | 全座席で着用義務 | 全座席で着用義務 |
| チャイルドシート | 7歳未満は使用義務 | 6歳未満は使用義務 |
| 携帯電話 | 手持ちでの使用は禁止 | 手持ちでの使用は禁止 |

このように見ると、日本とニュージーランドではほとんどルールが同じことがわかりますね。
特に注意すべきニュージーランドのルール
ニュージーランドの道路を安全に走行するために、以下の特有のルールをしっかりと把握しておきましょう。
ラウンドアバウト(環状交差点/ロータリー)



右側から来る車に優先通行権があります。
交差点に先に進入している車に道を譲らなければなりません。進入時は時計回りに進みます。

特に慣れないうちは、ウィンカーの出し方が難しいと感じるかもしれません。
上記の図を見てウィンカーの出し方をしっかりと確認しましょう。
一車線の橋(One-way bridge)


一部の地域に存在し、一方向の車両のみが通行できます。
橋の手前には警告標識があり、対向車に道を譲る必要があるか、優先して渡れるかを示しています。

自分の進行方向に赤い小さな矢印が表示されている標識がある場合は、対向車を優先し、一時停止する必要があります。
譲れの義務(GIVE WAY)

「GIVE WAY」の標示や標識がある場所では徐行し、他の車線から先に進入しつつある車に道を譲る必要があります。
横断歩道

横断歩道に歩行者がいる場合は、必ず道を譲る必要があります。
駐車の向き
一方通行の道路を除き、進行方向と反対向きに駐車すると、罰金やレッカー移動の対象になることがあります。
走行車線の左側に進行方向に向けて駐車しましょう。
ニュージーランドの交通標識は3種類
ニュージーランドの道路標識は3種類に分けられます。
・規制標識(Compulsory Signs):赤色・青色
・警戒標識(Warning Signs):ひし形
・案内標識(Information Signs):長方形
1. 規制標識(Compulsory Signs)
「しなければならないこと」または「してはならないこと」を指示する標識です。
通常、赤色または青色を基調としています。
STOP

完全に停止し、全ての車両に道を譲る。
GIVE WAY

徐行し、道を譲る(必要な場合は停止)。
速度制限

表示された速度を超えてはならない。
進入禁止

その道路に入ってはならない。
進行方向指示

表示された方向へ進行しなければならない。
2. 警戒標識(Warning Signs)
前方の道路に存在する危険を警告し、注意を促す標識です。通常、ひし形をしています。
恒久的な危険(Permanent Hazard):黄色と黒色

例:幅員減少、横断歩道、曲がりくねった道、急な下り坂、カーブ
一時的な危険(Temporary Hazard):オレンジ色と黒色

例:道路工事、地すべり
3. 案内標識(Information Signs)

目的地までの距離や方向など、有用な情報を提供する標識です。長方形で、さまざまな色とサイズがあります。
例:次の町の名前と距離、進路の方向、情報センターへの道順など。
ニュージーランドで運転するには?
ニュージーランドで合法的に運転するためには、運転免許証に関する規定を理解しておくことが非常に重要です。
・入国から1年間:日本の免許証(翻訳付き)・国際免許証での運転
・入国から1年以上経つ場合:ニュージーランドの運転免許へ切り替え
1. 日本の免許証・国際免許証での運転
入国から1年間は日本の有効な運転免許証で運転が可能です。
- 国際(国外)運転免許証:日本で発行されたものであれば、入国から1年間使用できます。
- 免許証の携行義務:国際運転免許証が英文で作成されていない場合、または日本の運転免許証で運転する場合は、指定翻訳会社の発行する英訳文、あるいは在外公館の発行する英文の抜粋証明書を日本の免許証とともに必ず携行する必要があります。

日本の運転免許の翻訳方法は下記の記事をご覧ください。
>>ニュージーランドで運転するための運転免許証翻訳方法について!必要書類や手続き方法を解説
2. ニュージーランドの運転免許証への切り替え
入国後1年を経過して引き続き運転する場合には、ニュージーランドの運転免許証を取得する必要があります。
以下の条件を満たす場合(普通乗用及び二輪のみ)、学科及び技能試験が免除されます。
- 日本の運転免許証を保持していること(失効後1年未満まで可)。
- 免許取得後2年以上が経過していること。
注意点:免許取得後2年未満の方は実技試験を受ける必要があります。また、ニュージーランドの運転免許証が交付された後は、国外の免許証は使用できなくなります。
ニュージーランドで運転中の事故発生時の対処
万が一事故が発生した場合は、下記のような行動をとりましょう。
- 負傷者の確認と救護措置を最優先し、後続車による二次被害防止対策(車を側道に寄せる等)を行ってください。
- 人身事故は111へ電話し、警察・保険会社に連絡します。
- 物損事故は通常警察は現場に来ませんが、105へ電話(またはオンライン)で事故をレポートし、保険会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
- 当事者間で人定事項等を確認し、可能であれば事故状況を写真撮影しておきましょう。
ニュージーランドで運転してみた感想
実際にニュージーランド国内を運転してみて、ニュージーランドは、「日本で運転がしっかりできる人であれば、さほど難しいと感じることはない」と感じました。
特に郊外は、歩行者もあまり多くなく、安全です。ただし、オークランドCBDを運転する場合は車通りが多く、車線の数もかなり多いため、あまり運転経験がないと難しく感じるかもしれません。

都心部だとパーキングを探すのにも時間がかかるかもしれません。
また、郊外で歩行者がいないような道路だと、スピードを出している車が多く、少し怖く感じるかもしれません。
とにかく安全第一で運転してくださいね。
まとめ
ニュージーランドでの運転は、日本と共通するルールが多いとはいえ、ラウンドアバウトや一車線の橋、独自の標識など、異なる交通ルールも存在します。
この記事で解説した基本的な交通ルール、必須の標識の意味、免許証に関する規定、そして安全運転のための心構えをしっかりと理解し、現地での運転に自信を持って臨んでくださいね。
ニュージーランドの運転ルールや標識に関するよくある質問
- Q日本の免許証はニュージーランドでいつまで有効に使用できますか?
- A
日本の有効な運転免許証は、ニュージーランドにはじめに入国した日から1年間有効です。
ただし、日本の免許証と一緒に、ニュージーランド運輸省が指定した翻訳会社による英訳文、または在外公館による英文の抜粋証明書を常に携行する必要があります。
入国から1年を超えて運転する場合は、現地免許への切り替えが必要です。
- Qニュージーランドの「GIVE WAY」標識を見たらどのように運転すべきですか?
- A
「GIVE WAY(譲れ)」の標識がある場所では、徐行し、一時停止している車を除いて、左右・前方から来る全ての車両に道を譲る必要があります。
特にラウンドアバウトでは、右側から来る車に優先通行権がありますので、注意して進入しましょう。
- Qニュージーランドでの運転中に携帯電話を使用できますか?
- A
運転中に携帯電話を手に持って操作することは法律で禁止されています。
ハンズフリー機器を使用した通話のみが認められていますが、運転中のメールの読み書きや送信は違法行為となりますので、運転中は携帯電話の操作を控えるようにしてください。
- Qニュージーランドでは冬に運転する際どのような点に注意が必要ですか?
- A
冬季は山間部や日陰、橋の上などで路面凍結のリスクが高まります。「スリップ注意」の標識に注意し、減速して急ブレーキを避ける必要があります。
また、激しい雪や霧などの悪天候時は、天気の回復を待つか、最新の道路情報を確認してから運転するようにしましょう。
- Qニュージーランドの運転免許証へ切り替える際に試験は免除されますか?
- A
日本の運転免許を保持し、かつ免許取得後2年以上経過している方(普通乗用及び二輪のみ)は、学科及び技能試験が免除され、ニュージーランドの運転免許証に切り替えることができます。
免許取得後2年未満の方は実技試験を受ける必要があります。

