【2025年最新】カナダのサマータイム（Daylight Saving）はいつからいつまで？開始・終了日、日本との時差、生活への影響は？

カナダへの留学やワーキングホリデーをされている方にとって、現地での生活リズムや日本との連絡に大きく関わるのが「サマータイム」の存在です。

この記事では、カナダのサマータイム（Daylight Saving）について、その目的や仕組み、そして2025年の最新期間を分かりやすく解説します。

現地の学校や職場で時間を間違えてしまうことがないよう、また、日本にいるご家族や友人とスムーズに連絡を取れるよう、ぜひ最後までご覧ください。

【最新】2025年のカナダのサマータイム（夏時間）期間をチェック！

カナダのサマータイムは、基本的に米国のルールに準じており、開始日と終了日は毎年ほぼ同じ時期に設定されています。

サマータイムの開始日と終了日はいつ？

2025年のサマータイム期間は以下の通りです。

・開始日：2025年3月9日（日）午前2:00が午前3:00に進む ・終了日：2025年11月2日（日）午前2:00が午前1:00に戻る ・州・準州：ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州

2026年のサマータイム期間は以下の通りです。

・開始日：2026年3月8日（日）午前2:00が午前3:00に進む ・終了日：2026年11月1日（日）午前2:00が午前1:00に戻る ・州・準州：ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州

2025年サマータイム開始日

2025年のカナダのサマータイムは、3月9日（日）に始まります。

正確には、当日の午前2時になった瞬間に時刻を午前3時に1時間進めます。この切り替えによって、夜の時間が1時間短くなるため注意が必要です。

時計を1時間早く進めることで、夏の明るい時間をより長く日中の活動に充てることが、サマータイムの導入目的の一つです。現地では「Spring Forward（春に前に進める）」とも呼ばれます。

2025年サマータイム終了日

2025年のサマータイムは、11月2日（日）に終了します。

当日の午前2時になった瞬間に時刻を午前1時に1時間戻します。の切り替えによって、夜の時間が1時間長くなり、当日は1時間多く寝ることができます。

現地では「Fall Back（秋に後ろに戻る）」とも呼ばれ、冬時間へと移行します。

カナダでサマータイムがない（年間を通して時間が変わらない）州・地域

カナダの広大な国土と地域事情から、一部の州や準州ではサマータイムを採用していません。

サスカチュワン州では年間を通じて「中部標準時（CST）」を採用しています。
そのため、サマータイムが適用されている期間（3月〜11月）は、隣接する州（アルバータ州やマニトバ州など）との時差が通常時よりも1時間短くなります。

また、ユーコン準州も、2020年以降、年間を通じて夏時間（PDT）に固定されており、時計の切り替えはありません。

その他の例外地域とその特徴は以下の通りです。ご自身の滞在する地域が該当するか確かめておくと安心です。

・サスカチュワン州（デイライト・セービング適用無し） ・オンタリオ州の一部（デイライト・セービング適用無し） ・ブリティッシュコロンビア州の一部地域（デイライト・セービング適用無し） ・ケベック州の一部地域（デイライト・セービング適用無し） ・ヌナブト準州 の一部地域（デイライト・セービング適用無し） ・ユーコン準州（通年で夏時間（PDT）を維持）

サマータイム開始・終了の日は具体的にどう過ごすのか？

サマータイムの開始日と終了日は、日曜日の深夜に切り替わるため、ほとんどのご自身で意識的に行動する必要はありません。

しかし、腕時計など、手動で設定する必要がある機器については、切り替えが必要ですので、開始日の夜に寝る前に、手動の時計を1時間進め、終了日の夜寝る前に、手動の時計を1時間戻しておきましょう。

そもそもカナダのサマータイム（Daylight Saving）とは？

サマータイムは、夏の間、太陽が出ている時間を有効に活用し、エネルギーを節約するために導入された制度です。

サマータイムの呼び方と、日本にはない制度が生まれた背景

日本では「サマータイム」という言葉が一般的ですが、カナダを含む北米では「Daylight Saving Time（DST）」、直訳すると「日の光を節約する時間」と呼ばれています。

カナダでは、緯度が高く夏と冬で日照時間に大きな差があるため、太陽が出ている時間を有効活用する目的で採用が広まりました。

日本でも一時導入された歴史がありますが、生活への混乱や体調への影響などから、現在は採用されていません。

サマータイム実施期間中の正式な時間帯の名称

サマータイムが実施されている期間中は、カナダの各タイムゾーンの名称も変化します。
標準時（Standard Time）を意味する「ST」が、夏時間（Daylight Time）を意味する「DT」に変わるのが特徴です。

例えば、バンクーバーがある太平洋標準時（PST: Pacific Standard Time）は、サマータイム期間中は太平洋夏時間（PDT: Pacific Daylight Time）に切り替わります。
同様に、トロントがある東部標準時（EST: Eastern Standard Time）は東部夏時間（EDT: Eastern Daylight Time）となります。

【主要都市別】日本とカナダの時差の変化

日本とカナダの時差は、サマータイムの期間によって1時間変動します。
標準時とサマータイム時の時差の早見表を作成したので、日本にいる方と連絡する際にぜひご活用ください。

バンクーバーと日本のサマータイム時・標準時の時差早見表

温暖な気候で留学やワーホリ先としても人気のバンクーバーは、日本と最も時差が大きい主要都市です。

トロントと日本のサマータイム時・標準時の時差早見表

大都市で多文化な環境が魅力のトロントは、日本との時差がバンクーバーよりも小さくなります。

サマータイム期間中に時差が変わる具体的なタイミングと、連絡時の注意点

サマータイムで時差が変わるタイミングは、3月第2日曜日の午前2時と11月第1日曜日の午前2時です。
この切り替えの瞬間、日本との時差は急に1時間変動します。

サマータイムがカナダでの留学・ワーホリ生活に与える影響

サマータイムの切り替えは、単に時計の針が変わるだけでなく、留学やワーホリの生活にも影響を及ぼします。
特に初めて切り替えを経験する方にとっては、生活リズムの変化やスケジュールの調整に注意しましょう。

サマータイム終了後のウィンターブルーに注意

サマータイムが終了し、標準時（冬時間）に戻ると、日没が早くなり、夜の時間が長く感じられます。
日照時間が短くなる冬は、気分が落ち込みやすくなる「ウィンターブルー（冬季うつ）」になりやすい時期です。 

曇りの日でも、日中にできるだけ外に出て日光を浴びる時間を確保したり、有識者に相談の上、ビタミンDのサプリメントなどを摂取することも検討しましょう。

サマータイムの切り替え時に注意すべき学校や仕事、公共交通機関の運行

サマータイムの切り替えは、深夜に行われますが、切り替え日の翌日（3月の第2月曜日、11月の第1月曜日）は注意が必要です。

ほとんどの場合、学校や職場の始業時間はそのままです。しかし、アナログ時計の調整を忘れると1時間遅刻することになりかねないため注意しましょう。

公共交通機関は、切り替えのタイミングで運行スケジュールが一時的に調整される可能性があるため、深夜や早朝に移動がある場合は、運行情報を事前に確認しておくと安心です。

また、切り替え前後に飛行機を利用される方は、出発時刻をダブルチェックして間違いのないように気をつけましょう。

まとめ

この記事では、カナダのサマータイム（Daylight Saving）について解説しました。

2025年のサマータイム期間は、2025年3月9日（日）に開始し、2025年11月2日（日）に終了します。

ご家族やご友人など、日本とカナダで連絡を取り合う予定がある方は気をつけて過ごしてくださいね。

カナダのサマータイム・Daylight Savingに関するよくある質問