ハワイ島の公共交通機関「Hele-On bus(ヘレオンバス)」の乗り方・運賃を徹底解説!留学生にもおすすめ

ハワイ島 Hele-On bus(ヘレオンバス)

ハワイ島(ビッグアイランド)での移動手段は車が主流ですが、「運転に自信がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方でも長距離移動ができるように、ハワイ島には公共バス「Hele-On bus(ヘレオンバス)」があります。

この記事では、ハワイ島留学やワーホリで生活される方、または観光でハワイ島を訪れる方のために、Hele-On busの基本情報から、乗り方、運賃、路線、そして注意点まで、詳しくご紹介します。

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ハワイ島とは

マウナケア

ハワイ島は、ハワイ諸島の中で最も大きく、別名「ビッグアイランド」とも呼ばれています。

広大な敷地には、活火山であるキラウエアやマウナ・ロア、雄大な山マウナ・ケアといった自然が凝縮されており、島を東側と西側で分けて、それぞれに異なる気候と文化圏が広がっているのが大きな特徴です。

東側のヒロは雨が多く緑豊かな地域で、ハワイ大学ヒロ校などがあり、生活に必要な施設も集まっています。
一方、西側のカイルア・コナは晴天に恵まれ、観光やリゾートの中心地として栄えています。

Hele-On bus(ヘレオンバス)の基本情報

Hele-On bus

Hele-Onバスは、ハワイ島を運行する公共乗合バスです。ハワイ島の主要な町を結ぶ路線があります。

Hele-On busの運賃

公式サイトによると、Hele-Onバスは2025年12月31日まで運賃が無料となっているようです。
留学生にとってはとてもありがたいのではないでしょうか。

Hele-On busの運行エリアと運行時間

Hele-On busは、ハワイ島のほぼ全域をカバーしており、島内の主要な街や観光スポットを結んでいます。
運行はハワイ郡交通局(County of Hawaiʻi Mass Transit Agency)によって行われています。

運行時間や頻度は、ルートによって異なりますが、コナ⇔ヒロ間などの長距離バスは1日に数本のみであったり、ダイヤが乱れやすかったりするため、時間に余裕がある際に利用するのがおすすめです。

乗車される際はご自身で必ず事前に公式サイトで最新の時刻表(PDF)をご確認ください。

Hele-On busの主要な乗り場

エリアバス停名住所
ヒロ(Hilo)Moʻoheau Bus Terminal329 Kamehameha Avenue
Prince Kuhio PlazaOhuohu Street (Macy’s Men’s, Children’s and Home隣)
コハラ(Kohala)Hilton Waikoloa Village69-425 Waikoloa Beach Drive
プナ(Puna)Puna Kai Shopping Center15-2714 Pahoa Village Rd
KeaʻauOld Volcano Road @ Milo Street
コナ(Kailua-Kona)Loloku Street Park and RideLoloku St @ Nearside of Ma’a Way
Keauhou Shopping Center78-6831 Ali’i Dr @ Regal Movie Theater

Hele-On busの具体的な乗り方と便利な利用のコツ

Hele-On busを利用する際は、日本のバスとは少し異なるルールやシステムがあります。

乗車の流れとバス停の見つけ方・フラグの出し方

Hele-On busはその日の交通状況によって時間が前後しやすいです。
乗車する際は、乗車したいバス停にバスが到着する少なくとも10分前には到着するようにしましょう。

ハワイ島のバス停は、主要なターミナル(ヒロのMoʻoheau Bus Terminalなど)や大きな交差点には「Hele-On Bus Stop」と書かれた青と白、または赤と白の標識、もしくは「Kona Trolley Stop」の標識があります。

バスに乗る際は、手を挙げてバスに合図をして停車させる必要があります。
バスの前面と右側には、ルート番号と行き先が表示されていますので、ご自身が乗車するルートと行き先であることを確認してから乗り込むようにしてください。

自分が行きたい場所にバスが止まるかどうか、運転手さんに直接話しかけて確認するのもいいでしょう。

バスの降り方と車内での注意点

Hele-On bus車内

降車を希望する場合は、日本のバスと同様に、車内にある「STOP」ボタンを押すか、紐を引いて合図します。

車内でのルールについてもいくつか注意点があります。
まず、飲食や喫煙は禁止されています。また、大きな荷物については、合計5個までと制限があり、座席の下やひざの上に置くか、バスの床下収納(利用可能な場合)に収納する必要があります。

さらに、サーフボードなどの大型の荷物は持ち込み禁止ですので、荷物のルールは事前に確認し、ご自身で適切な行動を心がけてください。
Hele-On busにはバイク・ラック(自転車ラック)が装備されており、自転車を持って移動することができます。

Hele-On busの主要路線と連携サービス

ここからは、Hele-On busを使って実際にどのような場所にいくことができるのか解説します。

ヒロとコナを結ぶ長距離路線:ルート1とルート2

ハワイ島の東西に位置する主要都市、ヒロ(東側)とカイルア・コナ(西側)を結ぶ長距離路線には、ルート1とルート2(ブルーライン)の2つがあります。

これらの路線を利用することで、ハワイ島を横断する移動ができ、留学中に島の両側の生活や文化を体験することができます。

  • ルート1(Route 1: Hilo to Kailua-Kona):
    主に島の北側の海岸沿いの町(HonokaʻaやWaimeaなど)を経由する路線です。
    景色を楽しみながら移動したいな方におすすめですが、2025年6月1日現在の時刻表では、西行き・東行きともに1日2便と運行頻度は少なめです。
  • ルート2(Route 2/Blue Line):
    島の中心部を通るダニエル・K・イノウエ・ハイウェイを経由する、より高速な路線です。
    途中でサウスコハラのリゾートエリアを経由します。このルートは、ルート1よりも運行頻度が高く、2025年6月1日現在の時刻表では、西行き・東行きともに1日4便運行されています。

私はルート1を使ってHonokaʻaに行ったことがあります。コナ、ヒロだけでなくその間にある街もとても魅力的なので、ぜひバスを使って行ってみてくださいね。

ハワイ火山国立公園へアクセスするルート11(レッドライン)

ハワイ島での留学・観光中に、世界遺産であるハワイ火山国立公園(Hawaiʻi Volcanoes National Park)に行きたい方は多いのではないでしょうか。

Hele-On busのルート11(Route 11/Red Line: Hilo to Volcano)は、ヒロのダウンタウンとハワイ火山国立公園を結ぶ路線です。
この路線は週7日運行しており、ヒロからボルケーノ・ビレッジを経由して国立公園まで行くことができます。

ただし、このルートを利用して国立公園内で降車する方は、バス運賃(現在は無料期間中)とは別に、15.00ドルの公園入園料を公園に支払う必要があります。

Kona TrolleyやParatransit Serviceなどの連携サービス

Hele-On busは、通常の固定ルートバスの他に、利用者のニーズに合わせたさまざまな連携サービスを提供しています。

その一つが、カイルア・コナ地区で運行されているKona Trolley(コナ・トロリー)です。
これは観光客にも人気のサービスで、リゾートエリアやショッピングセンターなどを巡回しています。

さらに、相乗りタクシープログラムであるHele-On Shared Ride Taxi Faresも提供されており、これは特定のエリア内での短距離移動に利用できるサービスです。

まとめ

ハワイ島は広大で魅力的な場所が数多くあります。しかし、移動手段がないことで、その魅力の一部しか体験できないのはもったいないことです。

Hele-On busを上手に活用することで、ヒロ、コナはもちろん、それ以外の観光スポット、そして地元住民の生活圏にもアクセスすることができるでしょう。

特に時間がある留学生は、Hele-On busを使ってハワイ島の魅力をたくさん感じてみてくださいね。

ハワイ島のHele-On busに関するよくある質問 

Q
Hele-On busの運賃はいくらですか?
A

Hele-On busは2025年12月31日まで運賃が無料です。

この期間中は、現金やチケットなしでそのまま乗車できます。ただし、ハワイ火山国立公園で降車する場合は、別途15.00ドルの入園料が必要です。

Q
Hele-On busは週末も運行していますか?
A

はい、Hele-On busの多くの固定ルートは週7日運行しています。

しかし、一部のルートは平日のみの運行となるため、乗車前に必ず公式サイトで最新の時刻表をご確認ください。

Q
Hele-On busの運行時間はどのくらいですか?
A

ルートによります。

たとえば、コナ⇔ヒロ間のバスは1日に数本で、ルート1の場合は午前に1本午後に1本です。正確な運行時間については、公式サイトの時刻表PDFをご確認ください。

Q
大きな荷物を持ってバスに乗れますか?
A

荷物は合計5個まで持ち込み可能ですが、座席の下や膝の上に置けるサイズで、通路や他の座席を塞がないようにする必要があります。

サーフボードなどの大型品や危険物の持ち込みは禁止です。

Q
自転車をバスに乗せることはできますか?
A

はい、Hele-On busにはバイク・ラックが装備されており、2台までの二輪自転車を積載可能です。

ただし、積載はご自身で行う必要があり、スペースがない場合は乗せられないことがあります。

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