ニュージーランドでの家(フラット)探し完全ガイド!失敗しない物件の見つけ方【家探しに使える英文テンプレート付き】

ニュージーランド 家 探し方

ニュージーランドでのワーホリや留学において、「家探しってどうすればいいの?」と不安を感じる方も多いでしょう。

この記事では、ニュージーランドでの家探し、特にフラットを見つけるための基礎知識から、物件探しの具体的な流れ、知っておくべき注意点までを徹底解説します。

ニュージーランドの住まい探し基礎知識

ニュージーランドでの滞在を考えているなら、まず現地の住まい事情を理解することが大切です。

ニュージーランドの家探しでよく耳にする「フラット(flat)」とは?

フラット(flat)」という言葉は、日本でいうアパートやマンションの「一室」を指すことが多いですが、ニュージーランドでは複数人で共有する一軒家の場合でも「フラット」と表現することがよくあります。

ニュージーランドの賃貸スタイルは「シェア」が主流

ニュージーランドでは、特に学生やワーキングホリデー(ワーホリ)で滞在する人にとって、複数人で住まいを共有する「シェア」の形が一般的です。

これは、家賃を抑えられるだけでなく、現地での人間関係を築きやすいという大きなメリットがあります。

一人暮らし用の物件ももちろんありますが、数が少なかったり、家賃が非常に高額になる傾向があるため、ほとんどの人はまずシェアを検討することになるでしょう。

フラット探しで役立つ!頻出の英単語と用語解説

ニュージーランドで家探しをする際、英語の専門用語に戸惑うかもしれません。ここでは、特に頻繁に目にする重要な単語とその意味を解説します。

英単語 読み方 解説
Flatmate フラットメイト シェアハウスやフラットで一緒に住む同居人のこと。Housemateも同義。
Rent レント 家賃。ニュージーランドでは週払いが一般的です。
Bond ボンド 敷金。通常、家賃の2~4週間分が預けられます。退去時に問題がなければ返還されます。
Utilities ユーティリティーズ 光熱費(電気、ガス、水道など)。家賃に含まれる場合と含まれない場合があります。
Unfurnished アンファニッシュド 家具なし。自分で家具を用意する必要があります。
Furnished ファニッシュド 家具付き。ベッド、机、椅子などが備え付けられていることが多いです。
Bedroom ベッドルーム 寝室。個人のプライベート空間です。
Common area コモンエリア 共有スペース。リビング、キッチン、バスルームなどを指します。
Viewing ビューイング 内見。物件を実際に見に行くことです。
Reference レファレンス 推薦状。以前の大家さんや職場の上司などからの紹介文で、あなたの信頼性を証明するものです。
Notice ノーティス 退去予告の期限。例えば「Notice 3 weeks」の場合、退去の3週間前までに家主にその旨を伝える必要があります。
Minimum stay ミニマムステイ 最低滞在期間。この期間より早く退去すると、違約金が発生する場合があるので注意が必要です。

ニュージーランドの家探しはいつから始めるべき?

ニュージーランドでの家探しは、タイミングが非常に重要です。

特に人気のある都市や時期には物件の競争率が高まり、見つけるのが難しくなることもあります。

渡航前?渡航後?理想的な家探しのタイミング

多くの方が悩むのが、渡航前に家を決めきるべきか、それとも渡航後に探すべきかという点でしょう。
結論から言うと、渡航前に目星をつけておいて、渡航後に現地で決めるのが最もおすすめです。

渡航前にオンラインで契約するのは、写真と実物が異なるリスクや、内見ができないため実際に住む人の雰囲気などが把握できないというデメリットがあります。

ニュージーランドでは、個人間での賃貸契約が一般的なため、顔合わせや内見が重視される傾向にあります。

まずは到着後数日間~数週間滞在できる短期宿泊施設(ホステル、Airbnbなど)を確保し、その間に現地で内見をしながらじっくり探すのが理想的です。

特に到着してすぐの時期は、時差ボケや環境の変化で疲労がたまりやすいので、無理のないスケジュールを立てましょう。

ハイシーズンとオフシーズンで変わる物件の探しやすさ

ニュージーランドの家探しには、明確なハイシーズンとオフシーズンがあります。
物件の競争率や家賃相場が時期によって大きく変動するため、渡航時期を検討する際の重要な要素です。

ハイシーズン(11月~3月頃)
この時期は物件の需要が高まり、良い物件はすぐに決まってしまう傾向にあります。家賃もやや高めに設定されることが多いでしょう。
オフシーズン(4月~10月頃)
需要が減るため、家賃交渉がしやすかったり、選択肢が増えたりすることもあります。ただし、日照時間が短く寒くなるため、物件の日当たりや暖房設備をしっかり確認することがより重要になります。

まずは短期滞在で情報収集!仮の滞在先を確保しよう

到着直後に滞在するための仮住まいを事前に用意しておくといいでしょう。仮住まいを用意して、現地で家探しをすることは

  • 現地での情報収集ができる
  • 内見のアポイントが取りやすい
  • 直接顔を合わせて交渉できる

などのメリットがあります。

仮の滞在先としては、ホステル、バックパッカーズ、Airbnb、あるいは友人宅など、選択肢はさまざまです。

私はオークランドの中心地にあるホステルに4泊滞在しました。
運よくすぐに滞在先が見つかりましたが、苦戦する場合もあるので、もう少し余裕を持って滞在する方がいいと思います。

ニュージーランドでの家探しにおすすめの家探しサイト

ニュージーランドで希望の物件を見つけるためには、効果的なウェブサイトの活用が不可欠です。

Trade Me (トレードミー)

ニュージーランド最大級のオンラインマーケットプレイスであり、家探しにおいても最も一般的なサイトの一つです。賃貸物件の掲載数が非常に多く、アパートから一軒家、シェアハウスの部屋まで幅広く探せます。

物件の種類や立地、家賃などの条件で細かく絞り込み検索ができ、写真も豊富に掲載されているため、希望に合う物件を見つけやすいのが特徴です。

Trade Me

通知設定をオンにして、新着物件をいち早くチェックできるようにしておくと良いでしょう。

Facebookグループ

Facebookは、ニュージーランドでのシェアハウスやフラット探しにおいて非常に有用です。

特に「[都市名] Flatmates Wanted」「[都市名] Rooms for Rent」といった特定の都市向けのグループが多数存在し、活発に情報がやり取りされています。

大家さんが直接募集をかけていることも多く、仲介手数料がかからないのがメリットです。

物件情報だけでなく、自分のプロフィールを投稿してフラットメイトを募集する人もいるため、積極的に活用することで思わぬ良い出会いがあるかもしれません。

>>Facebook オークランドフラットメート探しのグループ(例)はこちら

【例文あり】Facebookグループに投稿する自己紹介テンプレート

Facebookグループでフラットを探す際は、自分の情報を分かりやすく、魅力的に伝えることが重要です。
以下のテンプレートを参考に、自分らしいプロフィールを作成してみましょう。

タイトル例
Looking for a Room in [希望エリア], [滞在開始希望日]!

【本文例
Hi everyone,
My name is [あなたの名前] and I’m a [年齢] year old [国籍] [職業/学生/ワーホリメーカー].
I’m currently looking for a room in a friendly flat in [希望エリア, 例: Auckland Central, Mt Eden] from [滞在開始希望日, 例: mid-August] for approximately [おおよその滞在期間, 例: 6 months / 1 year].
Here’s a bit about me and what I’m looking for:

About Me:
・I’m a [あなたの性格, 例: tidy, respectful, easy-going] person.
・In my free time, I enjoy [趣味や好きなこと, 例: hiking, cooking, reading].
・I value a clean and peaceful living environment where I can relax after work/study.
・I’m also open to occasional social interaction with flatmates.
What I’m Looking For:
・Furnished private room
・Utilities & internet included (up to [希望家賃範囲, 例: 200-250/week])

If you have a room available or know of anything suitable, please send me a message!
I’m happy to provide references if needed.
Thanks a lot, [あなたの名前]

ポイント:

  • 具体的な希望: 希望エリア、入居希望日、予算、期間を明確に。
  • 人柄を伝える: 自分の性格や趣味を簡潔に紹介し、どんなフラットメイトになりたいかを表現。
  • 清潔感と尊重: 「tidy(きれい好き)」「respectful(相手を尊重する)」といった言葉で、良いフラットメイトであることをアピール。

NZ Daisuki (NZ大好き)

NZ Daisukiは、ニュージーランドに住む日本人向けのコミュニティサイトです。
家探し掲示板があり、日本人大家さんや日本人フラットメイトが募集している物件情報が豊富に掲載されています。

日本語でやり取りができるため、英語でのコミュニケーションに不安がある方にとっては非常に心強いでしょう。

ニュージーランドへの留学・移住などの情報はNZdaisuki.com
ニュージーランドに留学や移住をお考えでしたらニュージーランド総合情報サイト「NZdaisuki.com」をご利用ください。ニュージーランドの日本語ニュースやクラシファイド掲示板、おすすめ語学学校の紹介、現地の生活・都市など情報満載のコミュニ...

ニュージーランドでの家探し、物件探しの流れと成功の秘訣

ニュージーランドでの家探しは、問い合わせから内見、そして契約に至るまで、いくつかの重要なステップがあります。

ステップ1:希望条件を明確にしよう

家探しを始める前に、まず自分の希望条件を明確にすることが成功への第一歩です。

予算: 週ごとの家賃の上限。光熱費込みかどうかも考慮。
立地: 職場や学校へのアクセス、公共交通機関の利便性、スーパーや病院への距離。
部屋のタイプ: 個室か、シェアルームでも良いか。
入居希望時期と期間: いつからどのくらいの期間住みたいか。
フラットメイトの希望: 男女混合、同性のみ、年齢層、趣味など。静かな環境か、賑やかな環境か。
・その他: 家具付きか、ペット可か、駐車場は必要か、日当たりなど。

ステップ2:気になる物件に問い合わせて内見(Viewing)予約!

希望条件に合う物件が見つかったら、次は大家さんや現在の住人に問い合わせて内見のアポイントを取りましょう。

迅速かつ丁寧なメッセージを送ることが返信を得るための鍵です。

内見依頼のメッセージ例文

問い合わせのメッセージは、簡潔かつ必要な情報を盛り込むのがポイントです。返信率を上げるためにも、テンプレートを活用しましょう。

件名例
Flat viewing request – [あなたの名前]

本文例】
Hi [担当者の名前 / ‘there’],
My name is [あなたの名前] and I’m very interested in the room you have available at [物件の住所 / 場所, 例: 123 Smith Street, Mt Eden] advertised on [掲載サイト名, 例: Trade Me / Facebook].

I’m [職業/学生/ワーホリメーカー] from [国籍] and I’m looking for a room from around [入居希望日, 例: mid-August] for a [滞在期間, 例: long-term / 6+ months] stay.
I’m a [あなたの性格, 例: quiet, tidy, respectful] person and I enjoy [趣味, 例: cooking, reading, hiking].

Would it be possible to arrange a viewing?
I’m available for viewings on [都合の良い曜日と時間帯, 例: weekday evenings or this weekend].

Please let me know what time works best for you.
Thank you for your time and I look forward to hearing from you soon.

Kind regards,[あなたの名前][あなたのニュージーランドの電話番号]

ポイント:

  • 件名を明確に: どんな用件か一目でわかるように。
  • 物件を特定: 複数の募集をしている場合があるので、どの物件に興味があるかを明確に。
  • 自己紹介: 簡潔に自分の背景と人柄を伝える。
  • 希望滞在期間と入居日: 相手が求めている情報なので必ず含める。
  • 内見希望日時: 具体的な選択肢を提示することで、相手の手間を減らす。
  • 連絡先: すぐに連絡が取れる電話番号を記載。WhatsAppを使う人も多いので、番号があれば記載すると良いでしょう。

ステップ3:内見時にチェックすべきポイントと質問事項

内見は、写真では分からない物件の本当の状態や、フラットメイトの雰囲気などを直接確認できる貴重な機会です。

金銭面と契約条件は必ず書面で確認!

内見時に、口頭での説明だけでなく、必ず書面で金銭面と契約条件を確認することが重要です。

家賃に含まれるもの: 電気代、ガス代、水道代、インターネット代、家具の有無
・デポジット(Bond)の金額と支払い方法: 通常家賃の2〜4週間分。退去時の返還条件も確認。
・契約期間と更新条件: 最低契約期間、更新方法、途中解約の場合のペナルティなど。
・支払いサイクルと方法: 週払いか、2週ごと、月払いか。銀行振り込みか現金か。

後々のトラブルを避けるためにも、不明な点はその場で質問し、全てを理解した上で契約に進みましょう。

ハウスルールや住人との相性も重要

シェアハウスの場合、ハウスルールや既存のフラットメイトとの相性は、快適な生活を送る上で非常に重要です。

ハウスルール: 門限、来客の有無、共有スペースの掃除当番、騒音に関するルール、共有品の利用ルールなど。
・フラットメイトの生活スタイル: 仕事や学校の時間が自分と合うか、夜型の人が多いか、休日の過ごし方など。
共有スペースの状態: キッチンやバスルームが清潔に保たれているか、整理整頓されているか。
日当たりと暖かさ: ニュージーランドの冬は寒いので、日当たりや暖房器具の有無、断熱性も重要です。

内見は物件を見るだけでなく、そこで生活するイメージを具体的に持つための時間です。遠慮せずに質問し、納得いくまで確認しましょう。

ステップ4:契約時の注意点とトラブル回避のコツ

内見を終え、いよいよ契約という段階になったら、最後にもう一度冷静に確認すべきことがあります。

書面での契約とbond(敷金)について

契約は必ず書面で行いましょう。口約束は後々トラブルの原因になります。

bondを支払う際は、必ず支払ったという証拠を残し、大切に保管しましょう。これにより、退去時に不当にbondが返還されないなどのトラブルを防げます。

入居前に必ず写真や動画で記録を残しておこう

入居する前には、必ず部屋や共有スペースの状態を写真や動画で詳細に記録しておきましょう。

特に、壁の傷、カーペットのシミ、家具の破損箇所など、元々あった損傷は全て記録しておくと良いです。
これは、退去時に大家さんから「あなたが壊した」などと指摘された場合に、自分の身を守るための重要な証拠となります。

まとめ

この記事では、フラットの基礎知識から、物件探しの具体的な流れ、そして英語での問い合わせに役立つ例文まで、徹底的に解説しました。

安心して長く住み続けるためにも、とにかく焦らず、自分が本当に納得のいく家を選ぶようにしましょう。

ニュージーランドでの家探しに関するよくある質問

Q
ニュージーランドでの家探しは、渡航前に全て決めておくべきですか?
A

いいえ、渡航前に全て決めるのはリスクがあります。

写真と実物の違いや、フラットメイトの雰囲気が分からないため、トラブルに繋がりかねません。まずは短期滞在の宿泊施設を確保し、現地で内見しながらじっくり探すのがおすすめです。

Q
ニュージーランドのシェアハウス契約で、保証人は必要になりますか?
A

基本的に、ニュージーランドのシェアハウスやフラットの個人契約では、日本の賃貸契約のような厳格な保証人は求められないことが多いです。

代わりに、以前の大家さんからの推薦状(Reference Letter)や、自己紹介レターが重視されることもあります。

Q
ニュージーランドでの家賃相場は、エリアによってどのくらい差がありますか?
A

家賃相場はエリアによって大きく異なります。

オークランドやウェリントンなどの主要都市は家賃が高く、週200〜350NZドル程度が目安です。一方、地方都市では週150〜250NZドル程度に抑えられることがあります。滞在予定地の相場を事前に調べましょう。

Q
ニュージーランドでフラット探しをする際、内見の他に注意すべき点はありますか?
A

内見以外では、契約書の内容を必ず書面で確認することが重要です。

また、入居前に部屋の傷などを写真や動画で記録し、証拠として残しておくと良いでしょう。

Q
ニュージーランドで部屋探しをする際に、英語力はどのくらい必要ですか?
A

完璧な英語力は必須ではありませんが、基本的な日常会話レベルの英語はあった方がスムーズです。

問い合わせや内見時に意思疎通ができることが重要です。本記事の例文や翻訳ツールを活用し、積極的にコミュニケーションを取りましょう。

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