留学やワーホリを控えている皆さまに、必ずおすすめしたいサービスがWise(ワイズ)です。
この記事では、Wiseのアカウント開設から、デビットカードの発行、そして海外送金や現金引き出しといった具体的な活用方法までを、丁寧に解説します。

Wiseのメリットや基礎知識について知りたい方は、下記の記事を先にチェックしてみてくださいね。
Wiseアカウントの登録から初回送金までの手順
Wiseはスマホやパソコンから、アカウント登録をすることができます。手続きはとても簡単で、海外の銀行口座も簡単に取得できてしまいます。
ただし、Wiseへの会員登録が済んだら、本人確認と初回送金を忘れないようにしましょう。

Wiseで海外送金を行うには、本人確認が必須です。
本人確認および初回送金を済ませなければ、Wiseで海外送金はできません。必ず日本にいるうちに済ませるようにしましょう。
ここでは、初期設定としてやっておくべきことを全て解説します。
事前に用意するもの
手続きをスムーズに進めるために、以下のものを準備しておきましょう。
- カメラ付きのスマートフォン
- ペンと紙
- 本人確認書類(ご自身の国籍や在留資格によって、必要な書類が異なります)
ステップ1:Wiseアカウントに登録する
まず、メールアドレスと電話番号を使ってアカウントを登録します。
下記のWiseのページでは登録についてキャプチャ付きで解説されているので、ぜひ参考にしてください。
>>【外部サイト】Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド
☑️ メールアドレスと居住国を選択 Wiseのサイトでメールアドレスを入力し、「個人アカウント」を選びます。 居住国は「日本」に設定してください。 ☑️ 電話番号を登録 SMS認証ができる日本の携帯電話番号を入力し、認証コードを送信します。 ☑️ 個人情報を入力 パスワードを設定し、本人確認書類と同じ表記で氏名、生年月日、住所、職業などを入力します。 |
これでアカウントの初期設定は完了です。
ステップ2:マルチカレンシー口座を開設する
アカウント登録が完了したら、次にマルチカレンシー口座を開設します。この口座は、日本円だけでなく、外貨も保有できる便利な機能です。
下記のWiseのページではマルチカレンシーについて口座開設についてキャプチャ付きで解説されているのでぜひ参考にしてください。
>>【外部サイト】Wiseマルチカレンシー口座の作り方や使い方を徹底解説:デビットカードについても
☑️ Wiseへログインし「開く」を選択 ☑️ 画面の案内に従って、利用を開始する。 ☑️ 日本円の残高を開設 まずは「日本円(JPY)」の残高を開設してください。 |
ステップ3:初回送金と本人確認
初回送金を行う際に、本人確認手続きも同時に進めていきます。
このステップが完了すれば、今後自由に海外送金ができるようになります。
入金(Wiseにチャージ)
送金したい金額を決めて、Wiseアカウントにチャージします。
この金額はWiseに支払うものではなく、後で皆さまが実際に使うお金になるのでご安心ください。
最初は少額(1,000円程度)から試すのがおすすめです。入金通貨は「日本円」を選びます。
アカウントの利用目的と送金予定額を入力
「毎月の生活費」「学費」など、利用目的に合ったものを選び、今後の年間送金予定額を入力します。
本人確認開始:必要書類
日本の居住者が本人確認を行う場合、以下の書類が必要です。
☑️ マイナンバーカード マイナンバーカード1枚で本人確認が完了します。 ☑️ マイナンバーカード以外の場合 日本の運転免許証または2020年2月より前に発行されたパスポート ☑️ 上記に加えて、マイナンバーが記載されたマイナンバー通知カードまたは住民票 ※マイナンバーカード以外の書類を提出する場合は、マイナンバーが確認できる追加書類が必須となります。 ※マイナンバーカードを持っていない方は、通知カードや住民票を準備しておきましょう |
本人確認書類の撮影とアップロード
書類が準備できたら、スマートフォンのカメラ機能を使ってアップロードします。
画面の指示に従って以下の画像を撮影します。
☑️ 本人確認書類の表面・裏面 画面に表示される4桁の認証コードを紙に書き、身分証明書と並べて撮影します。 書類の厚みを確認するために、斜め45度からも撮影します。裏面も忘れずに撮影します(パスポートを除く)。 ☑️ ご自身のセルフィー 先ほど書いた4桁の認証コードの紙を顔のそばで持ち、自撮り(セルフィー)を撮影してアップロードします。 |
入金方法を選択
入金方法として「銀行振込」または「デビットカード入金」を選びます。
Wise側の手数料が無料になる銀行振込がおすすめです。
銀行振込は、ご自身のネット銀行の無料振込特典などを利用すれば、完全に手数料無料でチャージできます。

私は、三井住友銀行のOliveアカウントを利用して無料でチャージしました。
指定の口座へ振込
「銀行振込」を選んだ場合、Wiseが指定する日本の振込先口座情報が表示されます。
ご自身の銀行から、その口座へ送金したい金額を振り込みます。
Wiseでの反映を待つ
振り込みが完了したら、Wise側で入金が確認されるのを待ちます。
入金が確認されると、ご自身のWiseアカウントに金額が反映されます。

これで完了です。以後、Wiseのサービスを完全に利用することができます。
Wiseデビットカードの発行と有効化
次は、Wiseのデビットカードを発行してみましょう。
デビットカードの種類と発行方法
Wiseのデビットカードには、物理的なカードとデジタルカードの2種類があります。
☑️ 物理的なカード ATMからの現金引き出しやお店での支払いなど、あらゆる場面で利用可能です。 発行手数料は1,200円(年会費なし)です。 ☑️ デジタルカード スマホに登録してApple PayやGoogle Payで支払いができます。発行費用は無料で、最大3枚まで発行可能です。 |

カードは海外から郵送されてくるため、渡航直前の申し込みは避け、遅くとも2週間前には申し込んでおきましょう。
私は、1週間後にシンガポールから郵送されてきました。
カードの有効化(アクティベート)
カードが届いたら、アプリからすぐに有効化できます。
カードと一緒に届いた書類に記載されている6桁のコードを、アプリ上で入力すれば完了です。
Wiseを活用する方法
ここからは、実際にWiseの初期設定や手続きが完了してから、実際にどう利用するのかを利用シーンごとにご説明します。
【両替編】資金をチャージする2つの方法
Wiseに資金をチャージ・両替する方法は、大きく分けて2つあります。
☑️ 日本円口座にチャージしてから両替する まずはWiseの日本円口座に円をチャージし、その後、ご自身の好きなタイミングで外貨に両替する方法です。「とりあえず円で入れておいて、為替レートが良い時に両替しよう」という考えの方におすすめです。 ☑️ 直接、外貨に両替する 日本の銀行口座から、Wiseの外貨口座に直接入金する方法です。入金時のレートで自動的に両替が完了します。 |
【支払い編】Wiseデビットカードでの決済
Wiseデビットカードを使えば、海外の店舗やオンラインショッピングでの支払いがとても簡単になります。
Wiseアカウントに、支払う国の通貨がチャージされていれば、その残高から優先的に使われます。
もし現地通貨が足りなくても、Wiseが自動的に手数料が最も安くなる通貨を判断して両替してくれるので、自分で両替操作をする必要はありません。
【送金編】海外送金の手順
Wiseの海外送金は、銀行での送金よりも圧倒的に手数料が安いです。
☑️ 送金先の情報を入力 アプリのホーム画面から「送金する」ボタンをタップし、送金先の口座情報を入力します。 ☑️ 金額を入力 送金元の通貨と金額を入力します。 ☑️ 手数料を確認 送金前に手数料や相手に届く金額が明確に表示されるため安心です。 |

語学学校やホームステイなど、もしも事前に支払うものがある場合はWiseを使いましょう。
とてもお得です。
【現金引き出し編】ATMでの利用方法
Wiseデビットカードを使えば、現地のATMから現金を引き出せます。毎月2回まで、合計3万円までは手数料無料で引き出せます。
Wise側の手数料は無料でも、ATMによっては独自の利用手数料がかかる場合がありますのでご注意ください。

現金は必要な分だけ、最小限の引き出しに留めるのがおすすめです。
まとめ
Wiseは、留学やワーホリのお金の管理を便利にしてくれるサービスです。
- アカウント登録:スマホだけで簡単に登録、本人確認が完了します。
- 資金チャージ:日本円から、為替レートを見ながら自分のタイミングで両替できます。
- デビットカード:海外での決済やATMでの現金引き出しにとても便利です。
- 海外送金:学費や生活費の送金を低コストで行えます。
この記事で解説した手順を参考に、皆さまもWiseを活用してみてくださいね。
下記のリンクからアカウントを開設できます。
ワーホリ・留学におけるWise利用に関するよくある質問
- QWiseのデビットカードは日本の住所でも発行できますか?
- A
はい、可能です。Wiseのウェブサイトまたはアプリから申し込みができます。
カードは海外から郵送されるため、渡航前に余裕をもって申し込んでおきましょう。
- QWiseのデビットカードはスマホ決済(Apple Pay/Google Pay)に対応していますか?
- A
はい、WiseはApple PayとGoogle Payに対応しています。
ただし、日本の住所ではiPhoneのウォレットアプリにカードを追加できない場合があります。渡航先の現地の住所に変更してからお試しください。
- QWiseのデビットカードの利用限度額はありますか?
- A
はい、あります。Wiseアカウントの残高が利用限度額となります。
入金した金額以上は使えないので、万が一不正利用された場合でも被害を最小限に抑えることができます。